カラクサナズナ

学名:Lepidium didymus  

カラクサナズナ(唐草薺)[別名:インチンナズナ、カラクサガラシ] アブラナ科マメグンバイナズナ属

南アメリカまたはヨーロッパが原産の帰化植物、関東地方以西の本州・四国・九州・沖縄・小笠原の、畑・草地・道端に生育する越年草。

丈は10-20㎝。茎は根元から四方に多数分岐し地面を這う。葉は長さ1cm程度の単葉で深い切れ込みがあり、時に羽状になる。花は総状花序で根生するものと葉腋に付くものが有り、淡黄白色の直径約1㎜の小さな花を多数つける。萼片は4個、長さ0.5-0.9㎜の卵形。花弁は4個、黄白色で長さ0.4-0.5㎜、幅約1㎜、先が尖った長楕円形~線形。雄蕊2個。
花期は4-5月。
果実は長さ1.3-1.7㎜、幅2-2.5㎜の眼鏡形で扁平、翼は無く、表面に幅0.2-0.4㎜の窪みがある。

※ 全体に独特の臭みがあり、牛が食べると、牛乳に異臭がついてしまうため、強害雑草とされている。


主写真撮影日:2014-04-24   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO