シダレヤナギ

学名:Salix babylonica  

シダレヤナギ(枝垂柳)[別名:イトヤナギ、オオシダレ] ヤナギ科ヤナギ属

中国原産で、古くから各地で公園樹や街路樹として植栽され、野生化もしている雌雄異株の落葉高木。

樹高は8-17m。枝は垂れる。葉は互生し、葉身は長さ8-13cm、幅1-2cmの線形で縁には浅い細かな鋸歯がある。葉の展開と同時に開花し、雄花序は長さ2-2.5cmの円柱形で短い柄がある。雄蕊は2個。花糸は途中まで合着し基部に黄色の腺体がある。葯の色は黄色。雌花序は雄花序よりやや小さい。腺体は1個。子房は無柄で狭卵形。苞は卵状楕円形で、淡黄緑色。
花期は3-4月。
果実は蒴果。5月頃に成熟すると裂開して、綿毛に包まれた種子を出す。

※ 雌株は、大量の綿毛のある種子を飛ばすため、植栽されるのは一般的には雄株。

※ 名は、銀白色の毛で目立つ花穂を猫の尾に見立てたことによる。


主写真撮影日:2014-03-27   撮影地:埼玉県さいたま市桜区 秋ヶ瀬公園
撮影者:MOMO