シラネアオイ

学名:Glaucidium palmatum  

シラネアオイ(白根葵) キンポウゲ科シラネアオイ属

北海道・中部地方以北の本州の、主として日本海側の多雪地帯の深山に生育する多年草。

丈は開花期は20cm前後だが60cmほどになる。根茎は肥厚して横にはう。茎葉には柄があり、茎上部に2枚が互生する。葉身は腎円形で長さ幅ともに20cm程で、掌状に中程まで7-11裂する。裂片の先は鋭く尖り、縁全体に鋭い鋸刃がある。表面の葉脈は凹み、両面とも毛がある。花径は7cm程。花弁のようにみえるのは萼片。萼片は広卵形で淡紅紫色。多数の雄蕊と、下部が融合した2個の雌蕊を持つ。
花期は5-7月。
果実は、2個の袋果となり方形で下部が結合した形状になる。果実内に、長さ1cm程の翼のある倒卵形の種子がある。

※ 名は、日光白根山に多く生育し、花がタチアオイに似ることから。
 1属1種で、日本特産種。


主写真撮影日:2014-06-01   撮影地:群馬県片品村 日光白根山、丸沼スキー場
撮影者:MOMO