ザゼンソウ

学名:Symplocarpus foetidus  

ザゼンソウ(座禅草)[別名:ダルマソウ] サトイモ科ザゼンソウ属

北海道・本州の、山地帯から亜高山帯の湿原や林下の湿地に生育する多年草。

根茎は直径7㎝。葉は花後に出、長さ30-40㎝、幅は33㎝以下。葉柄は長さ40㎝以下。仏炎苞は長さ8-20㎝、幅5-12㎝で、 暗紫色。ミズバショウより小形。肉穂花序は長さ2-2.5㎝。
花期は1-4月。
多くの種子は野ネズミによって食害されるが、一部は野ネズミの貯食行為によって運ばれる。

※ 開花する際に肉穂花序で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出す。発熱時に悪臭を放つが、花粉を媒介する昆虫(ハエ類)をおびき寄せるとためと考えられている。
 名は、達磨大師が座禅をしている姿に見たてたことから。


主写真撮影日:2014-03-31   撮影地:長野県諏訪市 ザゼンソウの里公園
撮影者:MOMO