ナガバハエドクソウ

学名:Phryma leptostachya subsp. asiatica f. oblongifolia  

ナガバハエドクソウ(長葉蝿毒草) ハエドクソウ科ハエドクソウ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の林内や林縁に生育する多年草。

丈は30-70cm。根は少なく太い。茎は4稜形で直立する。葉は対生し、長さ7-10㎝の長卵形~長楕円形、質が薄く、まばらに毛があり、基部は楔形、縁に粗い鋸歯がある。 茎頂や葉腋から細長い穂状花序を出し、小さな白色の花をまばらにつける。花冠は長さ6-7㎜、幅約4㎜の唇形で、上唇は短くて先が2裂し、下唇は長くて3裂する。萼は筒状で5歯があり、背側の3歯は紅色、先が鉤曲して刺となる。萼の下部に苞1個と、小苞2個がある。
花期は6-8月。
果実は下向きに軸に圧着してつき、萼は果実を包んで残る。

※ 分類学上はハエドクソウの品種。
 名は、は全草を煮詰めて、ハエ取り紙を作ったことから。
 果実は衣服などに付着するひっつき虫になる。"


主写真撮影日:2012-06-29   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO