ミズヒキ

学名:Persicaria filiformis  

ミズヒキ(水引) タデ科イヌタデ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、山野の林縁などに生育する多年草。

丈は50-80cm。茎は緑色~赤色、断面は円形で直立する。茎や托葉鞘には毛が多い。葉は互生し、長さ5-15㎝の広楕円~倒卵形、全縁で先が短く尖る。葉の両面に毛があり、葉縁にも毛がある。葉の中央に八の字形の黒い斑紋が出ることが多い。葉腋から細い花柄を長く伸ばし、小さな赤い花を横向きに疎らに付ける。花被は4個に深裂し、上側3個の半分ほどが赤く、下側1個が白い。雄蕊5個、雌蕊1個、花柱2個は長く果時まで残る。
花期は7-10月。
痩果は長さ約2.5㎜の卵形、赤褐色で光沢がある。痩果の柄は長さ約1㎜、関節があり熟すと果実を落とす。

※ 名は、長い花穂を祝儀袋に付いている紅白の水引になぞらえたもの。


主写真撮影日:2013-07-09   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO