ヤブミョウガ

学名:Pollia japonica  

ヤブミョウガ(藪茗荷) ツユクサ科ヤブミョウガ属

本州・四国・九州・沖縄の、山野の林内に生育する多年草。

丈は50-100cm。長い地下茎が横に這う。茎は直立し、先が鉤状に曲がった毛が密生する。葉は互生し、長さ10-30cm、幅3-7cmの狭長楕円形、基部は鞘となって茎を包む。葉表はざらつき、裏面には細毛がある。茎下部の葉は退化し、鞘状。葉の中央から出た長い花茎の先に数段に白色花を付け、同形の両性花と雄性花が混在する。花は6個の白色の花被片があり、外花被片(萼片)3個は長さ約5㎜の卵形~円形、内花被片(花弁)3個は長さ約3-4mmの倒卵形~箆状となる。両性花は雌蕊が雄蕊より長く、花柱が長く突き出る。雄性花は6個の雄蕊があり、雌蕊が小さい。
花期は7-9月。
果実は直径5-6mm、熟しても裂開せず、青紫色~黒色になる。

※ 名は葉の形がミョウガに似ていることから。ミョウガはショウガ科で、花は全く異なる。


主写真撮影日:2014-07-26   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO