ロウバイ

学名:Chimonanthus praecox  

ロウバイ(蝋梅、臘梅、唐梅) ロウバイ科ロウバイ属

中国中部原産の落葉低木で、江戸時代に渡来し庭木・公園樹として植栽される落葉低木。

樹高は2-5m。樹皮は淡灰褐色。小さな皮目が縦に断続的に並ぶ。葉は対生。葉身は長さ7-15cm、幅4-6cmの卵形または長楕円形。先端は尖り、縁は全縁。質はやや薄く、表面はざらつく。年が変わる頃に、芳香のある黄色の花が咲く。花径は約2cm、花被片は多数螺旋状に付く。内側の花被片は小さくて暗褐色。外側の花被片は黄色で光沢がある。雄蕊は5-6個、雌蕊は壺形の花床の中に多数付く。
花期は12-2月。
花が終わると花床が大きくなって、長さ3cmほどの長卵形の偽果になる。偽果の表面は木質化し、先端には雄蕊などが残り、中には痩果が5-20個入る。

※実は有毒。
[近縁種]
  ソシンロウバイ:Chimonanthus praecox f. concolor 中国原産。
          ロウバイより花が大きく、内側の花被片が黄色。


主写真撮影日:2013-02-04   撮影地:東京都町田市 忠生公園
撮影者:MOMO