ヒトリシズカ

学名:Chloranthus japonicus  

ヒトリシズカ(一人静)[別名:ヨシノシズカ] センリョウ科チャラン属

北海道、本州、四国、九州の山地の林下や草地に生育する多年草。

丈は10-30cm。茎は赤紫色、1本ずつ直立し分枝しない。葉は対生し、2対の葉が4個の輪生のように見え、芽どきには花序を包んで直立する。葉は光沢があり、長さ3-10㎝の惰円形~円形、先が尖る。花序は長さ2-4㎝、白色のブラシのように見える。ブラシ状の白い糸状のものは雄蕊の花糸。花糸は3本に分かれ、外2本の付け根下側に花粉を出す。
花期は4-5月。

※ 名は、静御前の舞い姿のイメージと近縁種のフタリシズカが花穂を2本以上出すのと対比させたことから。


主写真撮影日:2012-04-16   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO