ヒゴクサ

学名:Carex japonica  

ヒゴクサ(肥後草、籤草) カヤツリグサ科スゲ属ヒメシラスゲ節

北海道・本州・四国・九州の、半日陰の湿った林縁や草地などに生育する多年草。

丈は30-40cm。細い根茎を地中に伸ばしてやや疎らに叢生する。葉は下面がやや粉白味を帯び、幅2-4mm。頂小穂は雄性で線形、長さは1.5-3cm。側小穂は1-3個付き雌性で長さ1-2cm、長い柄がある。
花期は4-7月。
雌鱗片は淡緑色、鋭頭、果胞より少し短い。果胞は長さ3.5-4mmで、嘴が長く無毛。果実期にはやや垂れ下がる。

※ 名の由来は不明で、漢字は肥後草とも、また細い茎を竹ひごに見立てたためか籤草とも書かれる。


主写真撮影日:2013-04-27   撮影地:東京都町田市 薬師池公園
撮影者:MOMO