ムラサキツメクサ

学名:Trifolium pratense  

ムラサキツメクサ(紫詰草)[別名:アカツメクサ、アカクローバー] マメ科シャジクソウ属

ヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国の、日照の良い路傍の草地や草原に生育する多年草。

丈は20-70cm。全体に毛が多い。葉は3出複葉、花序の直下に1対が対生し、他は互生。小葉は長さ1.5-4㎝で、先が尖り、毛が散生する。普通、V字形の班紋があり、縁に細かい鋸歯がある。
茎先端に球形の花序付け、花柄は短い。花冠は長さ12-18㎜。萼は筒形で、先が5裂し最下片は長い。托葉は葉に合着し、先が尖る。受粉後も花は下を向かない。
花期は5-10月。
果実は白毛の密生した萼から頭部だけを覗かせ、宿存する花冠に全体を包まれる。種子を1個入れ、裂開しない。

※ 明治初期に牧草として輸入されたものが野生化。
 稀に白花を咲かせる株があり、セッカツメクサ(雪華詰草)又はシロバナアカツメクサ(白花赤詰草)と呼ぶ。


主写真撮影日:2013-05-13   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO