カラスビシャク

学名:Pinellia ternata  

カラスビシャク(烏柄杓)[別名:ハンゲ] サトイモ科ハンゲ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、畑や野原に生育する多年草。

花茎の丈は20-40cm。葉は1-2個根生し、3小葉からなる。小葉は長さ5-11cmの楕円形~長楕円形で先は尖る。葉柄の途中と小葉の基部に珠芽(ムカゴ)を付け、増える。花茎は葉より高く、緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序を付ける。仏炎苞は長さ5-6cmで、舷部の内側には短毛が密生する。花序の付属体は長く糸状にのび、仏炎苞の外にでて直立する。
花期は4-8月。

※ 球根を漢方薬で半夏という。カラスビシャクの名は、花の形を柄杓に見立て、「人は使えない烏が使うような柄杓」の意味で付けらた。


主写真撮影日:2012-05-11   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO