ヒノキ

学名:Chamaecyparis obtusa  

ヒノキ(檜、桧)ヒノキ科ヒノキ属

福島県以南の本州・四国・九州の山地の、主に尾根や崖地などの痩地に生育する常緑針葉樹の高木。人工林として多く植栽されている。

樹高は20-30m。樹皮は灰紫褐色、赤褐色で、縦に裂け薄く剥がれる。小枝は広く分枝し、やや水平に並ぶ。葉は鱗片状で、裏面にはY字状に、白い気孔線がある。雌雄同株で雌花・雄花とも枝先に付く。雄花は長さ2-3mmの楕円形で、赤みを帯びる。雌花は長さ3-5mmの球形。
花期は4月。
球果は直径約1cmのほぼ球形で、10-11月に熟し、赤褐色になる。熟すと果鱗が開いて種子を出す。

※ 名は、火を起こすための、火切り板として使ったため、火の木の意。別に、尊い木の意で、日の木が素とする説もある。


主写真撮影日:2013-09-09   撮影地:神奈川県相模原市緑区
撮影者:MOMO