ヒレハリソウ

学名:Symphytum officinale  

ヒレハリソウ(鰭玻璃草)[別名:コンフリー] ムラサキ科ヒレハリソウ属

ヨーロッパ・西アジア(コーカサス地方)原産で、北海道・本州・四国・九州の各地で、家畜飼料や健康食品として栽培されたものが野生化した多年草。

丈は30-100cm。全体に荒い毛が多い。葉は互生し、卵状楕円形で先は尖り、下部の葉は長さ約30cmになり葉柄は茎に流れて付く。上部の葉はつけ根の部分に翼が付く。花は淡紫色の筒状花で先は5浅裂し、長さ約1.5cmで下向きに多数付く。
花期は5-8月。
果実は分果。

※ 一時は薬用、食用として広く栽培されたが、肝障害を起こす危険があるため、販売が禁止された。
 薬効成分が多く薬品材料として使われる。
 名は花が白っぽい淡紅色から玻璃草(ハリソウ)で、上の葉が翼のように茎につく様子からヒレハリソウと呼ばれる。コンフリーは英語名。


主写真撮影日:2013-05-09   撮影地:神奈川県相模原市緑区 津久井湖城山公園
撮影者:MOMO