オオスズメノカタビラ

学名:Poa trivialis  

オオスズメノカタビラ(大雀の帷子) イネ科イチゴツナギ属

ヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州の、耕地の周辺や道路沿いの乾燥した荒れ地からやや湿った草地にも生育する多年草。

丈は40-80cm。匍匐茎を伸ばして増える。密生せず、散生的になる。葉の長さ10-15cm、幅2-3mm。基部は伏臥し、細長い根茎に連なる。葉は無毛。葉舌は鋭形、白い半透明の膜質で長さ3-4mm。葉鞘は平滑、無毛。花序枝の下部には下向きの小さな刺がある。花序は一方に傾き、長さ20-30cm。枝は2-5個の枝を半輪生状にだす。小穂は長さ2.8-3mm、2-3小花からなる。護穎の先端は銅色。基部の縮れ毛は長い。
花期は5-6月。

※ イチゴツナギ、ミゾイチゴツナギ、オオイチゴツナギなどに似る。


主写真撮影日:2013-05-04   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO