コバンソウ

学名:Briza maxima  

コバンソウ(小判草)[別名:タワラムギ] イネ科コバンソウ属

ヨーロッパ原産の帰化植物で、本州の関東以西・四国・九州の道端・荒地・草地・庭などに生育する一年草。

茎の高さは30-60cm。茎は直立、基部がやや匍匐し細く無毛。葉は葉身が線形~線状披針形、長さ5-10cmで無毛、縁がざらつく。葉舌は2-5mm。葉鞘は丸く、無毛。花は茎の上部に円錐花序を形成する。花序は数個の枝をまばらに出し、大型の小穂が垂れ下がって付く。小穂は卵形~楕円形、長さ1-2cm、幅0.8-1.2cmで、8-18小花からなり、扁平であるが厚みがあり、淡緑色から黄褐色に変わって光沢がある。小穂は株あたり数個-10数個が付く。穎はすべて膜質、袋状である。
花期は5-9月。
果実は穎果。

※ 明治時代に渡来、観賞用が野生化。ドライフラワーに使われる。


主写真撮影日:2013-05-13   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO