ヒメコバンソウ

学名:Briza minor  

ヒメコバンソウ(姫小判草)[別名:スズガヤ] イネ科コバンソウ属

ヨーロッパ原産の帰化植物で、本州・九州・四国・沖縄の、道端や堤防等やや乾いた土地に生育する1年草。

丈は10-60cm。茎は基部がやや匍匐し細く無毛。葉は葉身が線状披針形で、長さ5-15cm、縁がざらつく。葉舌は3-6mmで形は山形。葉鞘は丸く、無毛。花は茎の上部に円錐花序を形成する。花序は倒卵形で5-15cm、枝が細く斜上し、枝の先に小穂が垂れ下がって付く。小穂の数は株当り数十個。小穂は4-8小花からなり、卵形から三角状卵形で長さ3-4mm、やや扁平で淡緑色ときに紫色を帯び、やや光沢がある。
花期は5-9月。
果実は穎果。

※ 江戸時代に渡来して帰化。別名の鈴萱は振るとカサカサ音がするため。


主写真撮影日:2013-05-16   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO