フタリシズカ

学名:Chloranthus serratus  

フタリシズカ(二人静) センリョウ科チャラン属

北海道・本州・四国・九州の、山野の林下に生育する多年草。

丈は30-60cm。葉は上部に集まり、対生だが密接するため、やや輪生状に見える。葉は長さ8-16cmで短い柄があり、細かい鋸歯がある。茎の先に1-4個の穂状花序を出し、小さな白い花を点々とつける。花弁は無く、雄蘂は1個で3つに分かれた白い花糸が丸く雌蘂(子房)を包む。夏から秋は、茎の下部の節から閉鎖花をつけた細い花序をだす。
花期は4-6月。
果実は核果で長さ約3mmの広倒卵形。

※ 名は茎先に1本ずつの花序を付ける「一人静」に対するもの。


主写真撮影日:2013-06-09   撮影地:山梨県富士河口湖町 足和田山
撮影者:MOMO