イヌムギ

学名:Bromus catharticus  

イヌムギ(犬麦) イネ科スズメノチャヒキ属

南アメリカ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州の、路傍や草原などに生育する多年草。

丈は60-100cm。数本直立・叢生し、濃緑色で平滑。葉は20-30cmの広線形、先端は尖りやや疎らに毛がある。葉舌は薄膜質、白色、長さ4mm。葉鞘には軟らかい毛が密生する。花序は円錐状、長さ15-20cm。各節から2-4個の枝を横に張り、まばらに小穂をつける。第1苞穎は長さ約10mm、第2苞穎は長さ約12mm。小穂は扁平、無毛で、長さ2.5-3cm、5-6個の小花からなり、各小花の護穎には2-3mmの短い芒がある。小花は開かず、葯は長さ0.5mm程度で小花の外に出ない。
花期は4-6月。


主写真撮影日:2013-05-27   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO