ナガミヒナゲシ

学名:Papaver dubium  

ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟) ケシ科ケシ属

ヨーロッパ地中海沿岸原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州の、路傍などの荒地に生育する一年草または越年草。

丈は20-60cm。茎の下半部には開出毛、上部には伏毛が多い。根生葉はロゼット状になり、茎の葉は1-2回羽状に深裂し無柄で互性、両面とも毛が多い。花は長い花柄の先につき、橙紅色~紅色で直径3-6cm。花弁は4枚であり、雄しべは多数。中央部のめしべの柱頭は4-8本の筋がある。
花期は3-5月。
蒴果は長楕円形で長さ2-3cm。

※ 1961年、東京での帰化確認以来、急速に生育地を拡大している。
芥子坊主から1000-2000の種子(ケシ粒)をばら撒いてしまうために爆発的な繁殖力を示す場合がある。


主写真撮影日:2013-05-17   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO