マツバスゲ

学名:Carex biwensis  

マツバスゲ(松葉菅) カヤツリグサ科スゲ属ハリスゲ節

本州・四国・九州の、低地から山地の湿地に生育する多年草。

丈は10-40cm。茎は径約1mm。葉は幅約1.5mmの線形。茎の先に長さ1-2cmの1個の小穂を付ける。小穂の上部は雄花部で細く、長さ1-1.5cm、下部は雌花部で長さ3-4mm。雌花の鱗片は赤褐色。
花期は4-5月。
果胞は熟しても平開せず斜上し、長さ1.5-2mmの膨らんだ広卵形。

※ 名は細くて多数叢生する茎が松葉を連想させるため。
 似たハリガネスゲは、雌花が少なく果胞は熟すと平開する。


主写真撮影日:2013-05-25   撮影地:群馬県嬬恋村 鹿沢高原
撮影者:MOMO