学名：Smilax riparia
シオデ(牛尾菜) サルトリイバラ科[別名：シオデ科]サルトリイバラ属[別名：シオデ属]北海道・本州・四国・九州の、山地や林縁に生育する雌雄異株の蔓性多年草。
茎は蔓状に長く伸びる。葉は互生し、長さ5-15cmの卵状長楕円形で5-7脈があり、やや厚く光沢がある。葉柄は長さ1-2.5cmで、基部に托葉の変形した、巻ひげがある。葉腋から散形花序を出し、淡黄緑色の小さな花を付ける。雄花の花被片は長さ4-5mmの披針形。葯は線形で鉤形に曲がる。雌花の花被片は長楕円形でやや小さい。花被片は反り返る。花柱はほとんどなく、柱頭は3裂し、反り返る。
花期は7-8月。
液果は径約1cmの球形で黒く熟す。
※ 似たタチシオデは雄蘂の葯が楕円形で花被片は反り返らず平開、葉の裏面が粉白色。花期が5-6月と早い。
タチシオデとともに、若芽は山菜として人気がある。
主写真撮影日：2013-06-03 撮影地：東京都町田市 かしの木山自然公園
撮影者：MOMO