ヒナキキョウソウ

学名:Triodanis biflora  

ヒナキキョウソウ(雛桔梗草) キキョウ科キキョウソウ属

北アメリカ原産の帰化植物で、本州・四国・九州・沖縄の、日照の良い草地や荒地などに生育する一年草。

丈は20-40cm。茎は直立し、あまり分岐はせず、短毛がある。葉は卵形で低い鋸歯があリ、無柄で互生、基部はやや心臓形になるが茎を抱かない。葉腋に径15mmほどの紫色で星形の花を一つずつ付ける。ただし、多くの花が閉鎖花となり、普通最上部の1個のみが開放花を付ける。萼片は5枚、閉鎖花の萼片は3-4枚。
花期は5-7月。
果実は蒴果で、熟すと果実の上部に2箇所の穴ができ種子が出る。

※ 似たキキョウソウは全体が大きく、葉も丸みがあって茎を抱き、花被片の列片の幅も広い。また種子の出る穴も果実の中央部以下になる。


主写真撮影日:2012-05-31   撮影地:神奈川県大和市
撮影者:MOMO