オニノヤガラ

学名:Gastrodia elata  

オニノヤガラ(鬼の矢柄) ラン科オニノヤガラ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の樹林下・湿原などに生育する多年草。

丈は40-100cm。木材腐朽菌であるナラタケ(キノコ)と共生し、塊茎から茎を立てる。茎は直立し、帯黄褐色で、高さは40-100cmになり、円柱状の茎に膜質の鱗片葉を疎らに付ける。茎の先端に黄褐色の花を20-50個総状につけ、下方から開花していく。花は3萼片(外花被片)が合着して壷状になり、中に2個の側花弁と卵状長楕円形の唇弁がある。
花期は6-7月。

※ 名は矢を地面に突き刺したような形から。
 中国では漢方薬材料として栽培される。


主写真撮影日:2013-06-06   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO