セリ

学名:Oenanthe javanica  

セリ(芹)[別名:シロネグサ] セリ科セリ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の湿地・水田・溝などに群生する多年草。

丈は20-50cm。地下茎を伸ばし、秋に節から新芽を出して増える。茎には稜がある。葉は互生し1-2回3出羽状複葉で、小葉は卵形で荒い鋸歯がある。直立する長い花茎の先に、小形の複散形花序を出し、白色5弁の小さな花を開く。花は先に、雄蘂が目立つ雄性期があり、雄蘂が落ち柱頭が目立つ雌性期に移る。
通常の花期は7-8月。
果実は長さ約3mmの楕円形。隆起線はコルク質で、すべて太くて低い。

※ 独特の香りを持ち、春先の若い茎を食用とする。春の七草の一つ。
 似たドクゼリは地下茎は太くタケノコ状の節があり、横に這わず、セリ独特の芳香もない。
 名は競い合う(競り)ように群生していることに由来。


主写真撮影日:2013-11-09   撮影地:東京都八王子市 高尾山
撮影者:MOMO