ウマノミツバ

学名:Sanicula chinensis  

ウマノミツバ(馬之三葉)[別名:ヤマミツバ] セリ科ウマノミツバ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の林下の木陰などに生育する多年草。

丈は30-120cm。茎は直立して枝を分ける。葉は3全裂し、多くは側小葉がさらに2裂する。裂片は浅裂して鋸歯がある。表面に皺があり、裏面に葉脈が隆起する。小形の複散形花序を出し、白色の小さな花を開く。小散形花序の中に両性花と雄花を混生する。中央に両性花、周辺に雄花をつける。両性花では子房に鈎状状毛が密生する。雄花は子房がないため小さく目立たない。花弁は5個で内側に曲がる。
花期は6-9月。
果実は2分果、球形で粗い鈎状刺毛が密生する。

※ 種子には鉤状の毛があり「ひっつき虫」になる。
 名は、ミツバは食用になるが、本種は食用にならなく、馬に食べさせる程度のため。


主写真撮影日:2013-06-06   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO