カノツメソウ

学名:Spuriopimpinella calycina  

カノツメソウ(鹿の爪草)[別名:ダケゼリ] セリ科カノツメソウ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の林内の日陰に生育する多年草。

丈は0.5-1m。茎は細く直立し、上部で疎らに分枝する。葉は、互生、根出葉や下部の葉は2回3出複葉だが、上部の葉は3出葉。小葉は長楕円形で上部に鋸歯があり先は尖る。茎頂に複散形花序を出し、白色の小さな不同の5弁の花を多数付ける。
花期は8-10月。
果実は分果で、卵状楕円形で無毛。

※ 名は、根の形が鹿の爪に似ていることから、あるいは3出複葉が鷹の爪に似ているとして「タカノツメソウ」とされ、そこから「タ」が抜けてカノツメソウ」に転訛したという説もある。


主写真撮影日:2013-08-11   撮影地:東京都八王子市 小仏峠
撮影者:MOMO