ツマトリソウ

学名:Lysimachia europaea  

ツマトリソウ(褄取草) サクラソウ科オカトラノオ属

北海道・本州・四国の、亜高山の草地や林縁に生育する多年草。

丈は5-20cm。葉は互生し、茎の上部に輪生状に付く。葉は広被針形で、先が尖り、葉身は長さ2-7 cm、幅1-2.5 cm。花は、先端の葉腋から花柄を伸ばし、白色の径1.5-2 cmの花を上向きに付ける。花冠は普通は7つに深く裂ける。ただし、6つに裂ける場合も8つに裂ける場合もある。雄しべの数は裂片と同数で、稀に裂片の先(褄)が赤く染まる個体がある。
花期は6-7月。
果実は蒴果で楕円形。

※ 名は、、花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が鎧の威色目の褄取り(ツマトリ)に似ているため。


主写真撮影日:2013-06-17   撮影地:長野県富士見町 入笠山
撮影者:MOMO