エゾムラサキ

学名:Myosotis sylvatica  

エゾムラサキ(蝦夷紫)[別名:ミヤマワスレナグサ] ムラサキ科ワスレナグサ属

北海道・中部以北の本州の、深山の湿った林内などに生育する多年草。

丈は20-40cm。茎は根元から直立し、開出する荒い毛が疎らに生える。根元の葉はさじ形、茎葉は倒被針形で長さ2-6cm、幅7-12mmで先は尖る。上部の葉はやや茎を抱く。茎先端に長さ10cm程の花序を出し、淡青紫色の花を付ける。花冠の径は6-8mmで、筒部は短く裂片は平開する。萼は5深裂し、裂片は広被針形で鉤状の毛が密生する。
花期は5-7月。
果実は4個の分果になる。

※ 良く似た帰化植物のワスレナグサ(勿忘草)は、茎の根元が横に這うこと、萼の切れ込みが浅いこと、毛が短いことなどで区別できる。


主写真撮影日:2015-05-21   撮影地:長野県松本市 上高地
撮影者:MOMO