学名:Cyperaceae  

カヤツリグサ科

イネ目に属する単子葉植物。
細長い葉を持つ草が多く、花は花びらを持たず、鱗片が重なり合って小穂を形成する。地上には先端に花をつける花茎を長く伸ばす。これを稈(かん)と呼ぶ。葉は地面の茎や稈の節ごとに出る。葉の基部は茎を抱いて、往々に両側が癒合し、鞘(しょう:さやの意)を形成する。種によっては鞘のみが残り、葉身は退化する場合がある。中には植物体全体に葉身がなく、花茎の緑色部のみで光合成をおこなうものもある。
全地球的には、約70属3700種が存在する。
日本には、約600種(変種、品種、雑種を含む)が生育する。