ナツツバキ

学名:Stewartia pseudocamellia  

ナツツバキ(夏椿)[別名:シャラノキ] ツバキ科ナツツバキ属

宮城県以西の本州・四国・九州の、山地に生育する落葉高木。

樹高は10-20m。樹皮は滑らか。10年目位になると、古い樹皮が薄片状にはげ落ちて、灰白色や赤褐色の大きな斑紋になる。葉は互生し、葉身は長さ4-10cm、幅2.5-5cmの楕円形から長楕円形。裏面に伏毛が生え、脈腋に毛叢がある。葉柄は3-15mm。本年枝の葉腋に直径5-6cmの白い花を開く。花弁は5個で、縁は波打ち、細かい鋸歯が疎らにある。外面には白い絹毛が密生する。花の下には萼片より短い2個の苞がある。雄蘂の花糸は黄色。朝に開花し、夕方には落花する一日花。
花期は6-7月。
果実は蒴果で径1.5cm程。9-10月に熟し、5裂する。


主写真撮影日:2012-06-25   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO