マタタビ

学名:Actinidia polygama   

マタタビ(木天蓼)[別名:ナツウメ、モクテンリョウ] マタタビ科マタタビ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の林縁に生育する落葉蔓性木本。

木や岩などに絡んで伸び、長さ10m程になる。若枝には柔毛がある。葉は互生し、広卵形または卵状長楕円形、長さ8-14cm、先端は尖り基部は丸く、縁に低い鋸歯がある。両面は無毛または脈上に硬質の毛がある。雄木では、花の咲く時期になると葉の上半部または全部が白色に変化するという特異な現象が見られる。雄花の咲く雄株と、雌花および両性花の咲く雌株がある。葉腋に、雄花は集散花序に1-3個の花が、雌花および両性花は1個の花が咲く。
花期は6-7月。
果実は長楕円形で先端が尖り、8-9月に黄熟する。

※ ネコ科の動物はマタタビ特有の臭気(中性のマタタビラクトンおよび塩基性のアクチニジン)に恍惚を感じ、強い反応を示す。
 マタタビの語源は諸説ある。


主写真撮影日:2013-06-23   撮影地:東京都八王子市
撮影者:MOMO