学名:Papaveraceae  

ケシ科

キンポウゲ目に属する双子葉植物。
クロンキスト体系のケシ科と、ケマンソウ科を含む。大部分草本で一部は低木。葉は複葉または切れ込みのある単葉。ケシ亜科では放射相称形で多数の雄蕊をもつのに対し、ケマンソウ亜科では左右相称形で雄蕊は6本ある。 果実は蒴果。多くは乳液(白~赤色)を含む。麻薬原料のケシを初めとして各種アルカロイドを含み、有毒の種も多い。
全地球的には、約44属770種ほどが存在する。
日本にはタケニグサ、クサノオウ、ヤマブキソウ、リシリヒナゲシなどが自生し、ナガミヒナゲシ、アツミゲシなどが帰化、またケマンソウ亜科の40種程も生育する。