コウホネ

学名:Nuphar japonicum  

コウホネ(河骨) スイレン科コウホネ属

北海道・本州・四国・九州の、浅い池や沼などに生育する多年草。

普通、最盛期にはしっかりとした葉柄を持った大きな葉を水上に立ち上げるが、水深が深い場合は浮葉の形をとり、流水域では沈水葉だけのことがある。水中の葉は細長く膜質。水上の葉は長卵形で長さ20-30cm。長く直立した円柱形の花柄の先に、黄色の花を1個上向きに開く。花は径4-5cm。花びら状に見えるのは5個の萼片。小さな花弁が内側に多数あり、外側に曲がる。
花期は6-9月。
果実は緑色の漿果で、長さ約6cm、幅約4cmの洋梨型。水中で結実した後、縦に裂ける。

※ 名は、河に良く生え、根茎が土中を横に長く伸び、肥大して白骨の様に見えることから。


主写真撮影日:2013-07-01   撮影地:東京都町田市 小山田緑地公園
撮影者:MOMO