コガマ

学名:Typha orientalis  

コガマ(小蒲) ガマ科ガマ属

本州・四国・九州の、溜池や川の縁に生育する多年草。

丈は1-1.5m。葉はガマよりも細く幅5-8mm。花期はガマやヒメガマより1ヶ月程度遅い。雌花群は長さ4-10cm、茶褐色、果実期には直径1-2cmとなる。雄花群は長さ3-9cmで、灰褐色、雌花群に接する。雄花は3個の葯があり、基部に2個の白色毛がある。
花期は6-8月。
実は堅果で、毛があり、風に乗って散布される。

※ 似たヒメガマは雌花穂と雄花穂が離れて付く。
 ガマより花穂や葉幅が狭いが、正確に同定するには花粉を顕微鏡で見て、単粒ならコガマ、4個の花粉が集まる4集粒ならガマ。(ヒメガマも4集粒)


主写真撮影日:2013-07-01   撮影地:東京都町田市 小山田緑地公園
撮影者:MOMO