ヒメガマ

学名:Typha domingensis  

ヒメガマ(姫蒲) ガマ科ガマ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、湖沼やため池・水路などに生育する多年草。

丈は1.5-2m。泥中には横走する太い根茎があり群生する。葉はガマに比べて細く、幅5-15mm。花序には上部に雄花群が、下部には雌花群が付き、雄花・雌花群間は1.5-7cm間隔が空き、中軸が裸出する。雄花群通常雌花群よりも長く、長さ11-25cm、淡緑黄色、普通3段が接続して、各段の下端には苞葉を1個付けるが離脱し易い。雌花群は長さ5-22cm、茶褐色でビロード状、ときに2段に分かれる。
花期は6-8月。
果実は堅果、綿クズのような冠毛を持つ。

※ コガマに似るが、雌花穂と雄花穂の間に剥き出しの茎があるので、識別は容易。


主写真撮影日:2013-07-18   撮影地:東京都町田市 野津田公園
撮影者:MOMO