ノボロギク

学名:Senecio vulgaris  

ノボロギク(野襤褸菊) キク科ノボロギク属

ヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州の畑や道端などに生育する一年または越年草。

丈は20-40cm。茎は中空でに直立し、多数に分枝して株を形成する。葉は広線形で不規則に羽状に裂け、無柄で互生し、基部は耳状に茎を抱く。頭花は腋性の散房花序状につき、黄色の筒状花からなるが、まれに少数の小さい舌状花がついていることもある。総苞は長さ0.8-1cmの筒状で、基部に小さな小苞があり、総苞片や小苞片の先端が黒くなることが多い。
花期は通常5-8月だが暖地では一年中。
果実は痩果、表面に10個の脈があり、脈に沿って上向きの毛が生える。冠毛は白色で、細くて長い。

※ 名は、サワギク(別名:ボロギク)と同じ様に冠毛がぼろくず状になるので、野に咲くボロギクからノボロギクになったとされるが、単純に冠毛の状態や姿、形からノボロギクと名付けられたとする説もある。
  明治初期に渡来。


主写真撮影日:2014-02-06   撮影地:神奈川県横須賀市
撮影者:MOMO