チチコグサモドキ

学名:Gnaphalium pensylvanicum  

チチコグサモドキ(父子草疑) キク科チチコグサモドキ属

北アメリカ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州の、畑地・芝地・道端・荒地などに生育する1年草または越年草。

丈は10-30cm。茎は基部で枝分かれして横に広がり、先は直立する。全体に白い綿毛が密生する。根生葉はロゼットをつくり、花序の葉とともに長さ3-7cmの先が広い箆形で先端に突起がある。葉の両面は白く長い綿毛に覆われるが、表面は緑色に見える。頭状花は短い穂を作るかやや団塊状に集まり、茎の上半部の葉腋に付く。総苞は外側に綿毛があり、上半部で急に細まり、総苞片の先はやや尖る。総苞の中に淡褐色の筒状花が固まってつき、舌状花はない。
花期は5-9月。暖地では通年。
冠毛は白色、基部で合着してリング状となる。果実は痩果。


主写真撮影日:2013-06-06   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO