ローマンヒヤシンス

学名:Hyacinthus orientalis var. albulus  

ローマンヒヤシンス(ローマン風信子、ローマン飛信子) キジカクシ科[クサスギカズラ科]ヒヤシンス属

地中海東部沿岸からイラン、トルクメニスタン付近が原産の、球根性多年草。花壇からの逸出がみられる。

丈は20-30cm。葉は長さ15-20cm、肉質で幅の広い線形で、地際から叢生する。根元から太い花茎を伸ばし総状花序を作る。花被は先が6裂した漏斗状で径は2-3cm、芳香がある。ローマンヒヤシンスは、フランスで改良された品種。草丈は低く、花は小さく疎らに付く。一本の茎に付く小花は少ないが、1球根から数本の花茎が出る。球根は自然分球でよく殖える。やや小さい青や白の花を付ける。
花期は3-4月。

※ 鉢植えや水栽培などで観賞される。
 実生では、開花まで3-5年必要。
 「ヒヤシンス」は、ギリシャ神話の美青年“ヒュアキントス”に由来。

 [他のヒヤシンス] ダッチヒヤシンス:地中海北東部原産の18世紀から主にオランダで改良され2,000以上の栽培品種が作出された。これは1本の茎に青、紅、白、淡黄色などの花を多数付ける。


主写真撮影日:2013-03-20   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO