ムスカリ・アルメニアカム

学名:Muscari armeniacum  

ムスカリ・アルメニアカム(Muscari armeniacum) キジカクシ科[クサスギカズラ科]ムスカリ属

ユーゴスラビアからトルコ、カフカース(コーカサス)にかけての標高2000m付近に自生し、花色は濃い青紫(不稔性花は淡い紫)の、球根性多年草。花壇からの逸出がある。

丈は10-30cm。根際から出る葉は線形で多肉質。葉のない花茎に総状花序を出し、鮮やかな青紫色の花を沢山付ける。花被片は青色(藍色)で6枚が壷状に結合し、先端が僅かに6裂する。雌蕊(3心皮)、雄蘂6、子房1(3室からなる)。
花期は3-5月。
果実は、3裂した形の蒴果。

※ ムスカリの属名は、ギリシャ語の「moschos ムスク (麝香:じゃこう)」からだが、アルメニアカムはあまり香らない。
ムスカリ属は、地中海沿岸から南西アジアにおよそ40種が分布。


主写真撮影日:2012-04-12   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO