ヒメツルソバ

学名:Persicaria capitata  

ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)[別名:カンイタドリ、ポリゴナム] タデ科イヌタデ属

ヒマラヤ原産の蔓性常緑多年草。

丈は10-20cm。茎は基部でよく分枝し、赤褐色、長い毛が生える。葉は長さ15-35mmの先が尖った卵形、表面に山形の黒い斑紋がある。葉裏には腺点がある。托葉鞘は長さ約2mm、縁毛がある。径約1cmの球形花序に淡紅紫色の花を多数付ける。
花期は5-11月。
痩果は長さ約1.5mm、3稜形がほとんどでやや厚いレンズ形も混じる。

※ 名は、海辺に自生するツルソバ(蔓蕎麦)に似ていて葉形や草姿が小さいことから。
 明治時代に園芸用に導入された。寒冷な地域では一年草になる。
 寒さに強く、温暖地では冬にも花が見られることがある。


主写真撮影日:2012-12-16   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO