コブシ

学名:Magnolia kobus  

コブシ(辛夷)[別名:タウチザクラ] モクレン科モクレン属

北海道・本州・九州の、山地に生育する落葉高木。植栽も多くされる。

高さ15m以上になる。樹皮は灰白色で平滑で皮目がある。葉は互生し、葉身は長さ6-15cmの倒卵形で全縁。先端は短くとがり、基部は楔形。葉が展開する前に直径7-10cmの芳香のある花を付ける。
花期は3-4月。
果実は袋果が集まった集合果で長さ7-10cm。10月頃に熟すと裂開し、赤い種子が長く伸びた糸状の珠柄の先にぶら下がる。

※ 同じモクレン属のタムシバに似ているが、タムシバより花の数が多く、花の下に1個の若葉がつくのが特徴。また、名のコブシは集合果に握り拳状のデコボコがあることから。漢字の辛夷は、中国では木蓮を指す。


主写真撮影日:2013-03-20   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO