ヤブヘビイチゴ

学名:Potentilla indica  

ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺) バラ科キジムシロ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、山地や山麓の日陰に生育する多年草。

丈は5-10cm程で、明瞭な茎は立てない。短い根茎の先から地を這う茎と根生葉を出す。葉は3小葉からなり、小葉は卵形または倒卵形で、長さ3-7cm、欠刻状の重鋸歯があり、裏面には伏せ毛がある。側小葉はときに2浅裂する。花は黄色、花径は約20mmで、小花柄は長い。萼片は狭卵形で尖がり、直立する。副萼は萼片よりも大きく、荒い歯牙があり開出する。
花期は4-6月。
実は花床が肥大した集合果で偽果で径は2-2.5cm。果床は濃紅色、突起がそれぞれ実で表面は滑らか。


主写真撮影日:2013-05-04   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO