オドリコソウ

学名:Lamium album L. var. barbatum  

オドリコソウ(踊子草) シソ科オドリコソウ属

北海道・本州・四国・九州の、山野や道端の半日陰に群生する多年草。

丈は30-50cm。茎は柔かく、節に長い毛がある。葉は対生し葉柄を持ち、長さ5-10cmの卵状三角形〜広卵形で先端は尖る。葉の表面及び裏面の脈上に疎らに毛があり、縁に荒い鋸歯がある。網目状の脈が目立つ。花は白色〜淡紅紫色の唇形花で、上部の葉腋に密に輪生する。花冠は長さ3-4cm。上唇は兜状、縁に長い毛がある。下唇は3裂し、中央の裂片は大きく前方に突き出し、2浅裂する。側裂片は小さい。
花期は4-6月。
果実は4分果で、それぞれは楔状倒卵形で3稜がある。

※ 名は花の形が笠を被った踊り子の姿の連想から。


主写真撮影日:2013-04-22   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO