コゴメウツギ

学名:Stephanandra incisa  

コゴメウツギ(小米空木) バラ科スグリウツギ属

北海道・本州・四国・九州の、山地に生育する落葉低木。

高さは1-2.5m。幹は灰褐色。葉は互生し、長さ2-4cmの三角状広卵形、重鋸歯縁、葉先は尾状に尖り、基部は切形〜心形、葉裏の脈上に軟毛がある。葉柄は長さ3-7cmで軟毛がある。托葉は長さ約5mmの披針形。円錐花序〜散房状の花序に小さな花を多数付ける。花は直径4-5mmの白色の5弁、萼片が大きいため10弁花に見える。 萼片は卵円形、縁に細鋸歯と毛があり、果実を包んで残る。
花期は5-6月。
果実は直径2-3mmのほぼ球形の袋果、有毛、種子が2個入る。

※ 名は、ウツギに似た小さい花を小米に見立てたもの。


主写真撮影日:2013-05-06   撮影地:神奈川県葉山町 はやま三ヶ岡山緑地
撮影者:MOMO