オオバコ

学名:Plantago asiatica  

オオバコ(大葉子)[別名:シャゼンソウ(車前草)] オオバコ科オオバコ属

日本全土の、人が踏むような道端や空き地に生育する多年草。

花茎は10-30cm。長い葉柄を持つ葉は全て根生、長さ4-15cmの卵形または広卵形。数本の脈が目立ち、波面が波打っているものも多い。根生葉の間から花茎を数本伸ばし、小さな花を穂状につける。花は4個の萼片と1個の苞に包まれ、花序の下から上に咲き上がる。葯は薄紫色。雌蘂のほうが先に成熟し,受粉後雄蘂が成長する。
花期は4-9月。
果実は熟すと中央部で横に割れる蓋果。上半部は円錐状でややとがり、この部分が脱落する。種子は1つの果実に4-8個が入る。

※ 名は、葉が広いので大葉子、車前草は牛車や馬車が通る道に多いことに因る。
 良く似たものにセイヨウオオバコがあり、果実に種子が8-16個入る。 


主写真撮影日:2013-04-29   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO