ニガイチゴ

学名:Rubus microphyllus  

ニガイチゴ(苦苺) [別名:ゴガツイチゴ] バラ科キイチゴ属

本州・四国・九州の、山野に生育する落葉低木。

高さは50-100cm。地下の根は横に這い、あちこちから茎を立てるので、藪を作ることが多い。茎はやや立ち上がり、よく分枝して先端は枝垂れる。茎は少し白粉を持ち、刺が多い。葉は卵形で、基部は切形または心形、先端は円頭または鋭頭。ときに大きく3裂し、縁には細かい鋸歯がある。葉はやや硬く、葉脈でくぼんでいるのでしわに見え、表面には少し光沢がある。葉裏は粉白色。刺は葉柄や葉裏の葉脈上にも出る。前年枝の先に径20-25mmの花を、1-2個ずつ。
花期は4-5月。
実は核果が集まる集合果で径約1cm、5-6月に赤熟。

※ 実の液汁は甘いが、核に苦味がある。


主写真撮影日:2013-04-11   撮影地:東京都八王子市 小宮公園
撮影者:MOMO