ツルカノコソウ

学名:Veleriana flaccidissima  

ツルカノコソウ(蔓鹿子草) スイカズラ科カノコソウ属

本州・四国・九州の、山地や丘陵の谷沿いの日陰の湿地に群生することの多い多年草。

丈は20-40cm。葉は対生。羽状に全裂する。越冬中の葉や走出枝につく葉は小さく卵形。葉はカノコソウより裂片の幅が広く、波状の鋸歯がある。花は散房花序につき、白色の直径2-3mm程度のごく小さい漏斗型。雄蘂は3個。
花期:4-5月。
花茎が伸びきる頃に細い走出枝を伸ばし、先端に新苗をつくる。果実は痩果。長さ2-2.5mm、萼が変化した羽状の白色冠毛がある。

※ 花を付けた状態で茎を伸ばし、姿を大きく変える。


主写真撮影日:2013-04-29   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO