クワガタソウ

学名:Veronica miquwliana  

クワガタソウ(鍬形草) オオバコ科クワガタソウ属

本州・四国の山地の沢沿いや湿気のある場所に生育する多年草。

丈は15-30cm。茎は直立又は斜上し、曲がった白色の毛がある。葉は対生し、長さ1-5cmの卵形、縁に鋸歯があり、両面とも有毛。下部の葉は柄があり短い。花は上部の葉腋につき、直径8-13mm。花冠は4深裂し、普通は淡紅紫色で紫色の条線がある。まれに白色も見られる。雄しべ2個、雌しべ1個。萼は4裂し、果実期にも残る。
花期は5-6月。
果実は蒴果で、扁平で先端が凹む。

※ 名は果実を挟む二股の萼が兜の飾りの鍬形に似ているため。
 良く似たヤマクワガタは、やや小型で、葉の鋸歯が浅く、茎の毛が開出する。


主写真撮影日:2013-05-25   撮影地:群馬県嬬恋村
撮影者:MOMO