ハルユキノシタ

学名:Saxifraga nipponica  

ハルユキノシタ(春雪ノ下) ユキノシタ科ユキノシタ属

関東・中部・近畿地方の、山地の湿った岩の上などに生育する多年草。

丈は20-30cm。送出枝を出さず、根茎が横に這う。根出葉は通常5-16cmの葉柄があり、葉身は長さ2-6cm、幅2-7cmで、円形から腎円形をしていて、浅い切れ込みがあり縁に鋭鋸歯がある。葉は紅色を帯びない。葉と花茎には腺毛が生える。根生葉の間から花茎を立てる。花序は集散状となる。花弁の上部3弁は広卵形で長さ3-5mm、付け根は濃い黄色、下部の2弁は白色で長さ10-25mmの長楕円形となり、垂れ下がる。雄蘂は10本で長さは約5mmになり、葯は淡黄色または淡紅色になる。
花期は4-5月。

※ 山地の自生種は、葉の斑が無いものが一般的。


主写真撮影日:2013-05-17   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO